ヌプリロ

とりあえず記録、駄文すら書くこともなくなった

西川先生新作きた

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「ディア・ドクター」「永い言い訳」の西川美和監督が手掛ける最新作のタイトルが「すばらしき世界」に決定し、役所広司と初めてタッグを組むことがわかった。原案は、「復讐するは我にあり」で直木賞を受賞した佐木隆三氏が1990年に刊行した小説「身分帳」。あわせて、仲野太賀、長澤まさみ橋爪功梶芽衣子、六角精児、北村有起哉、安田成美ら実力派キャスト陣の参戦も発表された。

デビュー以来、一貫してオリジナル脚本にこだわり続けてきた西川監督が、初めて“小説原案の映画化”に挑んだ本作。国内外で高く評価される名優・役所が、殺人事件を起こしたために人生の大半を刑務所で過ごし、社会から“置いてけぼり”を食らいながらも、真っ直ぐ過ぎる性格と憎めない魅力で周囲とつながっていく主人公・三上に扮する。三上が自らテレビ局へ送った、刑務所内の個人台帳である「身分帳」を手にするディレクター役の仲野、三上が更生していく様子を番組にしようと、獲物を狙うように近づくプロデューサー役の長澤が共演。実在の人物をモデルにした小説の舞台を約35年後の現代に置き換え、徹底した取材を敢行し、13年の刑期を終えた男の人生再出発をめぐる物語を紡ぎ上げた。

役所は「いつか西川監督作品に参加したいと思っていました」と喜びを語る。「三上という得体のしれない男の役を頂きました。面白さと難しさを感じました。今日撮影したシーンを明日撮るシーンの手掛かりにしながら、最後までこの男はどんな人間なんだろう? と自分に問いかけていました。人生のほとんどを刑務所の中で過ごした男が出所してから見た私たちの世界は、本当にすばらしい世界なんだろうか? タイトルの『すばらしき世界』をお客様がどのように感じるのか? 楽しみです」と期待をこめた。

学生時代から役所が憧れの存在だったと明かす西川監督は、「『身分帳』は約30年前の小説ですが、これほど『人間と世間』を面白く描いた物語が埋もれていたとは、と映画化を決意しました。人生の大半を裏社会と刑務所で過ごしてきた主人公に役所広司さんを迎え、その男のやり直しの日々を現代に置き換えました。生々しくも温かい物語性と、役所さんのすさまじい人間的魅力に引っ張られ、濃密な人間ドラマが仕上がったと思います」と自信をのぞかせる。

さらに西川監督は、新型コロナウイルス感染拡大の状況にも言及。「新型ウイルスの影響で、自由に歩き回ること、仕事を持つこと、人と触れ合いながら生きて行くこと、それらがどれほど得難いものだったかを実感する中で、ごく普通の人生を取り戻すことに四苦八苦する主人公が重なります。世界中の映画作品が息の根を止められつつある中で、完成にこぎつけられた幸運に感謝しつつ、この作品を一人でも多くの方に届ける方法を考え、『映画を見る』ことの豊かさを伝えていければと思っています」とコメントを寄せた。

西川先生新作きた。役所広司かよ。