最近見た映画私たちのハァハァとふたりの桃源郷について。その前に、2017年1月、ローグワンじゃないですか、映画は。ローグワンたぶんおもしろいと思うんですよね、評判もいいし。
でも、そんなに見たいなあという気にならないんですよね。何百億とお金をかけて、最高の技術を駆使して、最高の俳優が出演して、最高の監督が撮って。きっとおもしろい。でもそれよりも私は、ふたりの桃源郷のような、たったふたりの平凡な夫婦の日常を見ることの方がおもしろいと思うんですよね。
ローグワンに限らず私の場合、ああいう映画は映画館出た30秒後にすべて忘れてしまう。あーおもしろかった、眼が幸福だった、で終わっちゃう。それよりも映画館出て、夫婦って、生きるって、老いるって、と悶々しながら帰り道を歩くのが好きなんです。
山で生活する夫婦を、およそ25年間追ったドキュメンタリー!映画『ふたりの桃源郷』予告編
私たちのハァハァとふたりの桃源郷なんですけど、続けて見て、なんだか同じなのかもしれないなと思いました。ハァハァは高校生4人が元気に青春して走り回って泣いて笑って喧嘩して、それが大人になって年老いて相手は友達ではなくて、妻であって夫になったけど、やっぱり、泣いて笑って、そして生きてる。そして、死ぬ。
最近でしょうか、生きるってことを考えちゃう、考えても答えは出ないけど。人生はやっぱり難儀ですよ。それでも生きるよね。幸せってなんですかね。