ヌプリロ

(休刊中の)お山のフリーペーパーPO!の編集長が気ままに書くブログ

太陽と毒ぐも/角田光代

2007年の日記の転載。
相変わらず角田の本は重い。リアル。
短編集で1話が20ページくらい。どの話も長く一緒にいるカップルがお互いを不満に思っている話。巨人ファンの彼氏に嫌気がさしている彼女、風呂に入らない彼女に不満に思っている彼氏、それぞれの話に落ちはない。別れたのかもう一度やり直すことになったのか。わからないまま。そして最後の1話は、お互いの不満が頂点に達したときに、ふとしたことでどうでもよくなってしまう。そして結婚をにおわせる形で終わる。好きとか嫌いとかじゃないんだと、愛だの恋だのじゃないんだと、二人でずっと生きていくということはそういうことじゃないんだと。わかるよ、わかるけど、わからない。
読んだ後もすっきりしない。全然すっきりしない。重いし楽しくない。

太陽と毒ぐも (文春文庫)

太陽と毒ぐも (文春文庫)