ヌプリロ

お山のフリーペーパーPO!の編集長が気ままに書くブログ

『永い言い訳』の小説と映画の違いを書きました

永い言い訳の公開がほとんど終わってしまいました。小説は8月末に買っていましたがやっと読みました。原作の小説も西川監督です。記憶がうろ覚えですが、小説と映画の違いについて書こうと思います。

小説と映画の違いに加えて、映画では読み取れなかったけど小説にはあったことも書いておきます。時系列ではありませんが、以下。

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◎花見のところで岩井秀人が「そもそもこういうことでも書かなきゃあんたもう書けないんじゃないですかって言ってんですよ。」は小説にはない。意外だった。

池松壮亮が「先生一度でもちゃんと泣きましたか。」は小説にはない。意外。

池松壮亮が「こどもは免罪符ですから。」は小説にはない。意外。

◎竹原ピストルの妻ゆきは、年上で看護師で竹原ピストルとは再婚だった。ふたりとも連れ子ではない。

◎幸夫が言った「僕はね、他の女の人と寝てたんだよ。君とは全然違うんだよ。」は竹原ピストルには言っていない。行きつけのバーで知らない客に言っている。

◎竹原ピストルがバス会社の人に投げつけたのはバス会社から見舞いでもらったマンゴー。

◎行きつけのバーから綺麗な女を自宅のマンションに連れて帰ろうとしたとき、マンションの入り口で、「妻との物語と書かないと。」と言って女を帰している。

◎夏子は竹原ピストル家族の家に遊びに行ったとき幸夫の話ばかりをしていた。

◎竹原ピストルと仲良くなる科学館の先生は斜視である。

◎科学館で、来年から来れなくなると幸夫が言ったあと、来たらいいじゃんと返す竹原ピストルとの会話の後、「ついに陽一に知らしめてやったのだ、一家の生命線は、今やゆきに代わって幸夫が握っているのだ」と思っている幸夫。小説。

◎幸夫が夏子の美容室で髪を切ってもらったとき、他のスタッフたちから夏子のスナップ写真をたくさん見せられて、幸夫がその写真をくれませんかとスタッフにお願いした。小説のとてもいいシーンだった。

◎夏子の遺骨は夏子の妹と一緒に幸夫が電車で持って帰った。遺骨は夏子の妹が持ってきた子供のバッグに入れた。

◎竹原ピストルは事故を起こして警察に行ったのではなく、風俗嬢に怪我をさせて警察に行った。小説。

◎一番最後、幸夫が夏子の道具を片付けた後、小説では、幸夫は泣いた。小説で泣いて、映画で泣かなかったのは私はいいなと思った。

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小説にあった文章をひとつだけ引用します。

『人は後悔する生き物だということを、頭の芯から理解しているはずなのに、最も身近な人間に誠意を欠いてしまうのは、どういうわけなのだろう。』

こちらからは以上です


映画『永い言い訳』予告編