ヌプリロ

お山のフリーペーパーPO!の編集長が気ままに書くブログ

映画永い言い訳が1ヵ月遅れて今日から上映されるところがありますね

映画永い言い訳が1ヵ月遅れて今日から上映されるところがありますね。映画ひとりで見ると見た後にインターネットで他の人の感想検索しないですか。私はします。

すごくいいブログがあって、この人は作家になったらいいんじゃないかなと思うブログなので紹介します。
kinoer.exblog.jp

ツイッターはこちら。
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永い言い訳ツイッターに書かれてたツイートがこれ。ぐっときました。

同じ事故で妻を亡くした二人の男の一筋縄ではいかない再生の物語。西川美和監督が書く台詞はさりげない自然な言葉の中で全てをわからせる力があり、戦慄する。小説家としての主人公本木雅弘の言葉は全て嘘だが、実生活での彼の言葉もまた血を吐く真実ではない。冒頭の夫婦の会話は、さりげないやり取りの中で、夫婦の関係性や夫が妻をどう扱ってきたか、それに対して妻がどう処してきたかが如実に浮かび上がる。そしてその空気感を当の夫が理解していない滑稽さ。20年の結婚生活でこれを積み重ねてきたのなら、不倫なんか屋上屋に過ぎない。本木をそうした人物として提示したことで、一方の竹原ピストルの「妻への素朴な愛情」が際立つ仕掛けだが、果たして単純にそうか? 素朴ゆえに「誠実な善人」に見える男の実像は「無知・無教養・粗暴」から来る思考停止で、そのツケを全て負わされているのがわずか12歳の長男。もしこの長男がいなかったら、父親のエゴは明確に見えてはこなかったかもしれない。男は「手一杯」を言い訳に全てを長男に丸投げし、前向きな関心を抱こうとしない。長男は「父親のようにならない為」に塾に行き、私立進学を目指しているが、果たしてそれは彼一人の意思だったのか?映画では母親に関する描写は全くないが或いはこの母親は、夫に見せる顔と息子に見せる顔が違っていたのかもしれない。息子には「父親のようになってはいけない」と仄めかしていたのかも。突然亡くなった人が落とす影の中には「外から見ただけではわからない」亀裂の存在を感じる。


映画『永い言い訳』本予告