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ヌプリロ

お山のフリーペーパーPO!の編集長が気ままに書くブログ

絶賛されているマンチェスター・バイ・ザ・シーがなぜおもしろくなかったのか

心を閉ざして周りとコミュニケーションを取らずただ生きている人の物語は好きなんですけど、マンチェスター・バイ・ザ・シーがピンとこなかった。



アカデミー主演男優賞受賞『マンチェスター・バイ・ザ・シー』予告編


今年キノシタホールで見たオーバー・フェンスがとても良くてララランドを見るまでは1位にしていた。



「オーバー・フェンス」予告編


オーバー・フェンスは元妻の優香とお子と別れてなげやりに日々を過ごすジョーオダギリがメンヘラ尻軽キャバクラ嬢蒼井優と出会ってという物語で、とてもよかった。去年の1位は西川監督の舞台挨拶も見た永い言い訳で、関係の冷めきっていた妻深津絵里を事故で亡くした人としてダメダメモックンが竹原ピストルとそのお子たちと一緒に過ごしていくという物語で、とてもよかった。



映画『永い言い訳』予告編


一方、その前年、映画賞をたくさん撮った橋口監督の恋人たちはぐっとこなかった。橋口監督は西川監督と並んで、もう最高ですよね、の監督なのに。妻を事件で亡くした篠原篤がなげやりに生活をしていく物語で黒田大輔黒田大輔の映画だ。



映画『恋人たち』予告編


ひとことで言えばどれも再生の物語だ。なにかの理由でどんぞこの底辺を日々過ごしている人がなにかのきっかけ、それはほぼ周りとの交流、でほんの少し上向きになっていく話ばかりを見ているけど、ピンとくる場合とピンとこない場合とある。その差はなんだろうと思う。その時のタイミングとか自分の状況も関係しているのかなと思うけど。5年後、10年後、3日前、3日後に観たらまた変わることもあるだろう。マンチェスター・バイ・ザ・シーは映画館に行く前にあるアウトドア店からとてもいい電話をもらって浮かれていたことも関係あるのかもしれない。